Solana NFTカードゲームのEpics DAOがシードエクステンションラウンドをクローズ、累計資金調達額は1億円超

Solana NFTカードゲームのEpics DAOがシードエクステンションラウンドをクローズ、累計資金調達額は1億円超

Solana NFTカードゲームのEpics DAOがシードエクステンションラウンドをクローズ、累計資金調達額は1億円超

ELSOUL LABO B.V.(エルソウルラボ、本社: オランダ・アムステルダム、代表取締役 CEO: 川崎文武)および、同社が設立したオープンソース開発を支援する Web3 NFT カードゲームを運営する Epics DAO は、元メルカリ取締役 CPO 濱田優貴氏を含む 2 名の個人投資家を引受先とした SAFT(Simple Agreement for Future Token)およびトークンセールによる、総額約 4,500 万円のシードエクステンションラウンド資金調達を実施いたしました。

この資金調達により、累計調達額は 1 億円を超えました。調達した資金は、NFT カードゲーム「Buidlers Guild」のプロダクト開発およびマーケティング強化のために活用されます。

Epics が解決する社会課題

近年、基本無償で高品質なオープンソースソフトウェアは、97%の企業に採用されるまでに成長しました。しかし、多くのプロジェクトはボランティア主導であるため、資金難やリソース不足が原因で、適切なメンテナンスが行われないことが多くあります。その結果、世界中のソフトウェアの半分以上が深刻なセキュリティリスクを抱えているという現実があります。

Epics プラットフォームでは、新たな方法で開発、資金、そして PR という プロジェクトにとって重要な 3 つのリソースに適切なインセンティブを与えます。このプラットフォームは、開発者、投資家、広報活動家など、異なる役割を持つコミュニティメンバー間のコラボレーションを促進します。その目的は、オープンソースソフトウェア開発のサポートを強化し、持続可能な開発とグローバルなソフトウェアセキュリティ、そしてさらなる品質の向上を実現することです。

Epics Platform

Epics プラットフォーム上ではオープンソースへの貢献に対して、NFT カードゲーム「Buidlers Guild」で使用できるカードパックを入手することができます。開発・投資・広報それぞれの仕事によって手に入るカードの種類が違うため、それぞれの仕事のクリアをみんながサポートする状況が生まれます。カードゲームを遊ばないユーザーも、カードゲームプレイヤーからの需要があるカードパックの入手には価値があり、実際に価値の高いカードが当たればマーケットにて良い取引が可能になるため、どのポジションでも楽しめるプラットフォームを構築できます。

プラットフォーム上での遊び、楽しみを突き詰めることが持続可能なオープンソース開発環境を作り、それによる高品質なオープンソースソフトウェアが更に色々な社会課題を解決していく。 そのような好循環を創り上げていくことが Epics DAO の取り組みです。

これまでの実績と今後の展開、資金使途について

Epics は 2022 年に行われた Solana Summer Camp Hackathon において、18,000 を超える応募の中 5 位に入賞いたしました。同年、オランダ政府より WBSO(先端科学技術研究開発プロジェクト)認定をいただきました。

2023 年 1 月には Epics DAO の発行するユーティリティトークン $EPCT が Solana 上の DEX (分散型取引所)の Orca に新規上場(IDO)いたしました。

2024 年 1 月末より

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EPCT IDO 1周年記念イベントを開催、2月には Solana上のDEX でDLMMという革新的なプロトコルを採用するMeteoraに新規上場し、Orca、Meteora上にてEpics Rewardsを開催(現在も開催中。流動性提供者に追加報酬が発生します)、
EPCT のトークン価格は ATH(All Time High: 史上最高値)となる 1 EPCT =
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0.018327 をマークし、トークンの発行時(初期価格:
0.005)と比べて 3 倍以上となっております。

$EPCT チャート(birdeye): https://birdeye.so/token/CvB1ztJvpYQPvdPBePtRzjL4aQidjydtUz61NWgcgQtP?chain=solana

EPCT Chart

現在 Epics プラットフォーム上では、オープンソースプロジェクトがバウンティを作成できます。オープンソースの広報目的や、開発上必要となるテスターやアンケートの実施などに活用されています。ユーザーはバウンティをクリア(オープンソースプロジェクトに貢献)することで、報酬を獲得、カードパックを入手できます。

Epics プラットフォーム: https://app.epics.dev/

Epics Bounty

NFT カードパックは Magic Eden や Tensor などの NFT マーケットに出品することが可能です。 Epics プラットフォームでミントできる NFT は、これらのカードパックやカードを含めてすべて、ミントしたユーザーに 10%の取引手数料が設定されます。これにより、NFT の 2 次流通で発生する取引手数料の 10%が永遠にミントしたユーザーにも入り続けます。

Epics Card Shop

今回調達した資金を活用し、開発上の課題を解決するためのクエストや、ユーザーとステーク先のオープンソースプロジェクト両方に報酬が発生する NFT ステーキング等、プラットフォームのさらなる機能実装、そして NFT カードゲーム「Buidlers Guild」の開発を進めてまいります。

また、4 月にはニコニコ超会議 2024 への出展、8 月には WebX 2024 への出展など、マーケティング活動にも力を入れてまいります。

本ラウンドに参画した投資家のコメント

濱田優貴氏 - イネブラ代表取締役 CEO, 元メルカリ取締役 CPO

Twitter(X): https://twitter.com/yukihamada

Yuki Hamada

「オープンソース貢献を NFT とゲーミフィケーションで促進する Epics のアプローチに大いに期待しています。参加ハードルを下げて多様な人を巻き込み、イノベーションを加速させてください。

ENASE 2024 での研究論文採択は素晴らしい一歩でした。Epics の取り組みを学術的にも裏付け、業界にインパクトを与え続けてください。研究で得た知見をプラットフォーム設計に活かしていきましょう。

川崎さん、岸さんのビジョンと行動力を信じて応援しています。志高く、Web の発展に寄与するインパクトある DAO に育ててください。一緒にオープンソース開発の未来を切り拓く挑戦を楽しみにしています。」

Epics DAO 及びエルソウルラボについて

Epics DAO 及びエルソウルラボのコアチームもオープンソースソフトウェアの開発に積極的に携わっております。

「solv」、「Skeet」という 2 つのオープンソースソフトウェアを開発し、これらのオープンソースプロジェクトを運営しています。

solv

「solv」 は Solana バリデータ及び RPC ノードのセットアップと運用を簡略化するためのオープンソースツールです。 一般にブロックチェーンバリデータとして報酬を得るためには、適切なスペックのマシンリソースを用意して、ドキュメントに従ってバリデータ用のソフトウェアをインストール・セットアップを完了させ、週に何回かあるアップデート作業を行う必要があります。 この一連の作業はバリデータ全員が同じ作業をしなければならないなか、サーバー管理者としての専門知識が求められることで、インセンティブを得たいユーザーがいてもその高い参入障壁が問題となっていました。

solv を使えば、たった 3 つのコマンドをコピペするだけで簡単に Solana バリデーターが立ち上がります。オープンソース開発の特性を活かし、アップデートも世界で一人が行えば、あとはそれをダウンロードするだけで完了するようになります。solv ユーザーは、日々のアップデート作業ですらワンコマンドで終了させることができます。

solv 公式ドキュメント: https://solv.epics.dev/

Skeet

「Skeet」は、TypeScript を使用したオープンソースのサーバーレスアプリ開発ツールであり、インフラ設計や管理の省略、迅速なアプリケーション開発、必要な機能のみを迅速に開発する柔軟性、AI サポートの充実、そして dApps や Web3 アプリの開発に対応するなど、現代的なアプリケーションフレームワークを提供します。

Skeet 公式ドキュメント: https://skeet.dev/

Skeet に関しての研究論文「Skeet: Towards a Lightweight Serverless Framework Supporting Modern AI-Driven App Development」がソフトウェアエンジニアリングの国際会議 ENASE 2024 (Evaluation of Novel Approaches to Software Engineering) に採択され、この 4 月フランスにて行われるカンファレンスでの発表を予定しております。

ENASE 2024: https://enase.scitevents.org/

Enase 2024 Acceptance Letter

その後本論文は ENASE 2024 の学会誌に収録・出版を予定されており、Google Scholar や Scopus をはじめとした複数の主要学術文献検索サービスに登録(Index)されます。

Enase 2024 Indexing

今後も様々なイノベーションを促進するべく、積極的にオープンソースソフトウェアの開発に携わり、そしてオープンソースプロジェクトの開発環境全体を応援してまいります。

引き続き応援の程、何卒よろしくお願いいたします。

■ 会社概要

  • 社名: ELSOUL LABO B.V.
  • 代表取締役: 川崎 文武、岸 正太
  • 事業内容: ソフトウェア研究開発 (AI・クラウド・ブロックチェーン)
  • 設立: 2020 年 9 月
  • 所在地: Weteringschans 165, 1017XD Amsterdam, Netherlands
  • 認定: オランダ政府より WBSO(先端研究開発) 、Google Cloud Build パートナー
  • 企業 URL: https://labo.elsoul.nl
  • 公式 Discord: https://discord.gg/H2HeqRq54J
  • プレスキット:https://labo.elsoul.nl/ja/press-kits

■ DAO 概要

※ 本記事は投資助言などを目的としたものではありません。また、本記事に記載された情報は、執筆時点のものです。最新の情報をご確認ください。常に NFA / DYOR でお願いいたします。